三寒四温の言葉通り寒さと温かさが入り混じる毎日ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
寒さが一気に和らぎ春の暖かさを感じる日が多くなってきましたが、
この時期になると毎年の厄介者『花粉』の存在を意識せざるを得なくなりますね。
ご覧の皆様の中で花粉症の方はどの位いらっしゃるでしょうか。
現在花粉症は日本人の約4分の1にあたる約3000万人が罹患していると推定されていますが、有症年齢の低下に伴い毎年罹患人口は増加傾向にあります。
治療法としては対症療法(薬やレーザー等)と根治療法(舌下免疫療法・アレルゲン免疫療法等)がありますが、どちらも中長期的な継続が必要で腰を据えて向き合う必要がある様です。
日本人で一番多い花粉症の種類はスギ花粉とされていますが、日本国内のスギ林の面積は全国の森林の18%、国土のおよそ12%を占めるとされています。
地域によって発症者の数に違いがあり、森林面積に対する比率では九州、東北、四国の順で多いとの事。
関東・東海地方ではスギの人工林がより多い為スギ花粉症患者の比率が多く、関西ではスギとヒノキ科の植林面積はほぼ等しいものの、今の所は東日本よりヒノキ飛散の割合が多いと考えられています。
(ちなみに北海道ではスギ花粉飛散は極めて少なく、沖縄にはスギが全く生息していません)
また、喫煙や飲酒は症状を悪化させる場合があり、風邪や過労、睡眠不足や不規則な生活、心身のストレスでも症状が悪化します。
花粉症だけの話ではありませんが、運動での体力作りやストレス発散、バランスのよい食事が重要です。
セルフケアで全く症状をなくすことは不可能ですが、少しでも症状を軽くすることが出来る方法として頭の片隅にでも置いておくといいかもしれません。
花粉症の皆様の大多数はこれから本番を迎えますが、セルフケアや医師薬剤師による治療を含め、花粉症の季節を何とか快適に過ごせる様一緒に頑張りましょう!
2025.03.03
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